離婚後に必要な手続き一覧|申請方法や必要書類、提出先まとめ

離婚 ポイント

離婚後にやるべき手続きはたくさんあります。何から手をつけてればいいのか、手続き漏れはないか、など色々と心配になりますよね。

そこで今回は、離婚後に必要な手続きを一覧でまとめました。

手続きごとに必要書類や提出先場、期日をまとめていますので、いつまでに何をすればいいか分かるようになっています。

こちらを参考に抜け漏れがないように手続きを行なってください。

離婚後の手続き前に用意しておくべき書類と最初にやること

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まずは離婚後の各種申請・手続きを行う上で最低限集めておくべき書類をご説明します。

最低限集めておくべき書類 取得場所
離婚後の自分の新しい戸籍謄本 市区町村役場
(子供がいる場合)子供の戸籍謄本 市区町村役場
現在の住民票 市区町村役場
(苗字を変えた場合)新しい苗字の印鑑 印鑑ショップ、ネット等
(元パートナーの扶養に入っていた場合)

健康保険・厚生年金保険の資格喪失証明書

元パートナーの勤務先

これらの書類を入手したら、まず最初にやっておきたいのは、

  • 本人確認書類(運転免許証、パスポート等)の変更手続き
  • 印鑑登録
  • 銀行口座の名義変更

です。

これらは色々な手続きをする上で必要になってくるものですので、まず最初に用意しておくとスムーズに手続きが進むと思います。

そして、次からは、

  1. 離婚後の日常生活に関する手続き
  2. 戸籍・住所に関する手続き
  3. 年金・社会保険・税金に関する手続き
  4. ひとり親の生活支援に関する手続き

について1つずつやることリストをまとめています。ご自分が該当するものを見つけて、手続きを行なってください。

1.離婚後の日常生活に関する手続き

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日常生活に関わる以下の手続きについて表にまとめています。

  • 印鑑登録
  • 銀行口座
  • 運転免許証
  • パスポート
  • クレジットカード
  • 子供の転園
  • 子供の転校
  • 自動車の名義変更
手続き 必要なケース 期限 必要書類 手続き場所
印鑑登録 苗字を変更した時
  • 新たに登録する印鑑
  • 本人確認書類(代理人の場合は委任状)
市区町村役場
銀行口座 苗字、住所を変更した時
  • 通帳
  • キャッシュカード
  • 届出印
  • 新たに利用する印鑑
  • 本人確認書類
各金融機関
運転免許証 本籍、苗字、住所を変更した時
  • 離婚後の本籍記載の住民票
  • 現在の運転免許証
  • (他の都道府県から転入した場合)申請用写真1枚
警察署、または免許証センター
パスポート 本籍、苗字を変更した時(住所変更のみの場合は不要)
  • パスポート用の写真
  • 有効期間中のパスポート
  • 離婚後の戸籍謄本または戸籍抄本
旅券申請窓口
クレジットカード 苗字、住所が変わった時 各カード会社の規定により異なるので要確認。主な書類は以下。

  • 印鑑
  • 身分証明書
各クレジットカード会社
子供の転園 子供が転園する時 お住まいの自治体や学校ごとに異なるので要確認。

  • 入園希望申請書
  • 勤務証明書
  • (他市区町村へ転園の場合)課税証明書
転園前・転園後の保育園、市区町村役場
子供の転校 子供が転校する時 お住まいの自治体や学校ごとに異なるので要確認。

  • 在学証明書
  • 教科書給与証明書
  • 転入学通知書
  • 住民票
転校前転向後の学校、市区町村役場
自動車 元配偶者から自動車を譲り受けた時
  • 譲渡証明書
  • 印鑑証明書
  • 車検証
  • 住民票
  • 車庫証明書
  • 印鑑
  • 自動車保管場所証明書
  • 自動車税・自動車取得税申告書
  • 自賠責保険証明書
  • 自動車納税証明書
  • 移転登録申請書
陸運局

印鑑登録申請

離婚によって苗字が変わった場合には、新たな苗字の印鑑を市区町村に持っていき、印鑑登録を行う必要があります。

すでに旧姓で印鑑登録を行なっていた場合、同じ市区町村に済む場合には役所に改印届を出します。

別の市区町村に引っ越しする場合には、旧住所の役所で印鑑登録の廃止申請を行い、新たな市区町村で印鑑登録を行います。

銀行口座の名義変更

実店舗がある都市銀行や地方銀行の場合は、最寄りの支店にいき名義変更手続きを行います。

口座の名義変更には新しい苗字での印鑑登録が必要なので、手続き前に新しい印鑑を作っておいてください。

手続き自体は当日に終わりますが、名義変更が完全に完了するまでは1週間程度時間がかかります

ネット銀行の場合は、HPから氏名変更届出用紙を取り寄せ、必要事項を記入、本人確認書類を同封の上、返送します。

こちらも新しいキャッシュカードが届くまでに1週間程度かかることが多いようです。

運転免許証の書き換え

運転免許証は、本人確認書類として重要なものなので、早めに手続きしておくことをおすすめします。

免許証は、本籍、苗字、住所が変更になった際に書き換えが必要です

運転免許証の変更は、最寄りの警察署か運転免許センターで手続きできます。

手続きには住民票が必要となりますので、離婚届を提出した日に同時に取得しておくと便利です。

パスポートの本籍・苗字の変更

離婚後のパスポートは、本籍・苗字が変わった場合に手続きが必要になります。

住所のみ変わった場合や同じ都道府県内での本籍変更であれば手続きは不要です。

パスポートのするには、今あるパスポートを返却し、新たにパスポートを作る「切替申請」と、現在のパスポートの有効期限を引き継ぐ「記載事項変更旅券申請」があります。

切替申請は、5年の場合は11,000円、10年の場合は16,000円の費用がかかります。

記載事項変更にかかる手数料は、6,000円です。今のパスポートの有効期限がまだ残っている人は、記載事項変更にした方が安くすみます。

クレジットカードの登録情報の変更

離婚後にクレジットカードの手続きが必要になるのは、主に以下のケースです。

  1. 苗字が変わった場合→氏名変更手続き
  2. 住所が変わった場合→住所変更手続き
  3. 勤務先が変わった場合→勤め先情報の変更
  4. 元配偶者に家族カードを持たせていた→家族カードの解約

このうち、2〜4については、ネットか電話で手続きが完了します。

1については、書面での手続きが必要になります。

クレジットカードの名義変更には引き落とし口座の設定が必須なので、事前に銀行口座の口座名義を変更してから手続きを行います。

子供の転園手続き

保育園・幼稚園を転園する場合、園や地域によって手続きが異なります。

事前に引っ越し先の役所に転園の窓口はどこになるか?転園の申し込み期限はいつか?などを確認すると良いと思います。

また、自治体によっては、入園料や保育料の一部を補助してくれる制度もあるので合わせて確認してみてください。

子供の転校手続き

公立学校に転校する場合には、転校前の学校で「在学証明書」「教科書給付証明書」を、引っ越し前の役所で「転出証明書」(同一市区町村の場合は「転居証明書)をもらい、引っ越し先の役所、学校にそれぞれ必要書類を渡します。

私立学校の場合は、学校ごとに手続きが異なりますので事前に確認してみてください。

自動車の名義変更

離婚後に元パートナーから車を譲り受けた場合、陸運局で自動車の名義変更(移転登録)を行います。

自動車の名義変更には数多くの書類が必要で、普通自動車、軽自動車によっても必要書類は異なります。

名義変更はご自身で行うこともできますが、面倒な手続きなので代行業者や行政書士といった専門家に手続きを代行してもらうこともできます。

2.戸籍・住所に関する手続き

離婚 住所

戸籍・住所に関する以下の手続きについて表にまとめています。

  • 子の氏の変更許可の申立て
  • 入籍届
  • 転入・転居・転出届
  • 離婚の際に称していた氏を称する届
手続き 手続きが必要な場合 期限 必要書類 手続き場所
子の氏の変更許可の申し立て 離婚で苗字が別になった親子が同じ苗字にする時
  • 申し立て書(家庭裁判所にあり)
  • 子供の戸籍謄本
  • 親の戸籍謄本
  • 印鑑
  • (場合により)本人確認書類
  • 収入印紙800円分
家庭裁判所
入籍届 離婚で戸籍が別になった親子が同じ戸籍に入る時
  • 子の氏の変更許可の審判書
  • 入籍届
  • 印鑑
  • 子の戸籍謄本
  • 親の戸籍謄本
市区町村役場
転入・転居・転出届 住所・世帯主が変わる時 転居・転出から14日以内
  • 同一市区町村で住所変更→転居届
  • 離婚前と異なる市区町村へ住所変更:前住所で転出届、新住所で転入届
市区町村役場
離婚の際に称していた氏を称する届 離婚時の苗字を使い続けたい時 離婚日から3ヶ月以内
  • 離婚の際に称していた氏を称する届
  • (本籍地以外で届け出る時)戸籍謄本
  • 新しい苗字の印鑑
  • 本人確認書類
市区町村役場

子の氏の変更許可の申立て

主に離婚後に旧姓に戻った妻が子供と同じ苗字にするために、子供の苗字を変更する手続きを「子の氏の変更許可の申立て」といいます。

子の氏の変更許可の申立ては、子どもの年齢によって届出人が異なります。

  • 子どもが15歳未満の時・・・親が申し立て
  • 子どもが15歳以上の時・・・子ども本人が申し立て

申し立ては子どもの住所地を管轄する家庭裁判所で行います。

入籍届の提出

離婚時に子どもを引き取った親が、元パートナーの戸籍に残っている子どもと同じ戸籍に入るには入籍届が必要です。

入籍届を出すには、まず子の氏の変更許可の申立てを行い、家庭裁判所の許可をとらなければいけません

転入・転居・転出届の提出

離婚に伴い引っ越しをした時は、住所変更手続きを行います。

同一市区町村内での引っ越しであれば、転居届。別の市区町村への引っ越しであれば、転入届と転出届を役所に提出します。

こちらは引っ越してから14日以内に手続きが必要なので、期日には注意してください。

離婚の際に称していた氏を称する届の提出

離婚した戸籍を抜けた側は、原則として旧姓に戻ることが法律で定められています。

もし結婚時の苗字をそのまま使いたいのであれば、「離婚の際に称していた氏を称する届」を役所に提出することが必要です。

この手続きは、離婚届を提出した日から3ヶ月以内に実施しなければならないので忘れないように注意してください。

3.年金・社会保険・税金に関する手続き

離婚 年金手帳

以下の手続きについて表にまとめています。

  • 社会保険・厚生年金の扶養変更
  • 国民健康保険の加入・変更
  • 国民年金の変更
  • 年金分割
手続き 手続きが必要な場合 期限 必要書類 手続き場所
社会保険・厚生年金の扶養変更 離婚して被扶養者の変更があった時 変更日から14日以内 勤務先に要確認。主な書類は以下。

  • 戸籍謄本
  • 健康保険証
  • 年金手帳
勤務先
国民健康保険の加入・変更 夫または妻の健康保険の扶養から外れた時、苗字・住所が変更になった時 変更日から14日以内
  • 国民健康保険被保険者取得届
  • 健康保険資格喪失証明書
  • 印鑑
  • 本人確認書類
市区町村役場
国民年金の変更 夫または妻の扶養から外れた時、苗字・住所を変更した時 変更日から14日以内
  • 国民年金被保険者関係届書
  • 資格喪失証明書
  • 年金手帳
  • 本人確認書類
市区町村役場、または年金事務所
年金分割 元配偶者の年金を分割する時 離婚日の翌日から2年以内
  • 年金手帳
  • 夫婦双方の戸籍謄本
  • 年金分割の合意書(公正証書や調停証書など)
  • 身分証明書
年金事務所

社会保険・厚生年金の扶養変更

離婚に伴い扶養家族に変更があった場合には、社会保険や厚生年金の扶養変更を行います。

これを行うと、所得税や住民税の扶養控除、会社によっては家族手当などがなくなります。

子どもの扶養控除については、離婚後も継続しますが、どちらか一方の親にしか適用されません

そのため、離婚の際にはどちらが子どもの扶養控除を受けるか決めておく必要があります。

国民健康保険の加入・変更

結婚時にパートナーの扶養に入っており、離婚後もすぐに就労できない場合には、国民健康保険への加入手続きを行います。

手続きに必要な「健康保険資格喪失証明書」は、元パートナーの勤務先からもらうことになるので、あらかじめ依頼しておくと良いです。

もし相手が書類を送ってくれないということであれば、夫の会社管轄の年金事務所に問い合わせてみてください。

 

シングルマザーのための保険選びのコツ!保険料を抑える方法も紹介

 

国民年金の変更

元パートナーの扶養から外れる場合には、国民年金への切替も必要です。

こちらも国保の加入と同様に、健康保険資格喪失証明書を使うので、国民健康保険の加入手続きと同時に行なっておくとスムーズにすみます。

いずれも市区町村役場で手続きが可能です。

年金分割

離婚するまでに納付した年金記録を夫婦で分割できる制度が年金分割です。

年金分割の請求は、年金事務所で行います。

年金分割の手続きは夫婦がともに合意する必要があります。

 

 

4.ひとり親の生活支援に関する手続き

ひとり親 シングルマザー シングルファザー

シングルマザー・シングルファザーの生活支援に関する手続きを表にまとめました。

  • 児童扶養手当
  • ひとり親家庭の医療費助成
  • その他自治体ごとの優遇制度
手続き 手続きが必要な場合 期限 必要書類 手続き場所
児童扶養手当 母子(父子)家庭になった時
  • 印鑑
  • 預金通帳
  • 親子の戸籍謄本
  • マイナンバー確認書類
  • 本人確認書類
市区町村役場
ひとり親家庭の医療費助成 母子(父子)家庭になった時
  • 本人確認書類
  • 親子の健康保険証
  • 預金通帳
  • 印鑑
  • マイナンバー確認書類
市区町村役場
その他自治体ごとの優遇制度
水道料金・下水道料金の減免手続き 児童扶養手当、特別児童扶養手当を受給している方
  • 児童扶養手当証書
  • 印鑑
  • 水道局お客様番号が分かる書類
水道局
JR通勤定期券割引 児童扶養手当を受給している時
  • 児童扶養手当証書
  • 割引を受ける人の証明写真
  • 印鑑
市区町村役場、JR窓口

児童扶養手当の請求申請

シングルマザー(シングルファザー)になる方は、児童扶養手当を受け取ることができます。

児童扶養手当の申請は、お住まいの役所で行います。

手続きには、親子の戸籍謄本、預金通帳、印鑑、本人確認書類が必要です。

児童扶養手当の支給は、申請した翌月分から支給されます。自動的に支給が開始されるものではありませんので注意してください。

ひとり親家庭の医療費助成の申請

ひとり親家庭の医療費は国によって補助がされています。

ただし、所得制限の限度額や細かい条件は、お住まいの自治体によって異なります。

その他自治体ごとの優遇制度の申請

自治体ごとにどういった優遇制度を利用できるかは異なりますので、お住まいの市区町村役場で確認してみてください。