経済的DVの夫と離婚。生活費もくれないくせに家事に文句を言うな

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経済的DVを知っていますか?

DV(ドメスティックバイオレンス)にはいろいろな種類があります。

一般的にDVというと、暴力をイメージすることが多いと思いますが、経済的DVの場合は、暴力ではなく、金銭的な自由を奪うことで、相手を心理的に追い詰めることを指します。

今回、元夫から経済的DVの被害に遭い、離婚に至ったMさんの離婚に至ったストーリーをお話頂きました。

【離婚時のプロフィール】

  • 妻(Mさん):20代後半
  • 元夫:40代前半
  • 離婚までの結婚期間:1年以上3年未満
  • 子供:なし
  • 離婚種別:協議離婚
  • 慰謝料:50万円
  • 財産分与:なし

出会いは職場の上司の紹介。彼の海外転勤を機に結婚

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Q.元夫との出会いから結婚に至るまでの流れを教えてください。

元夫は前務めていた仕事の上司の姻戚だか遠縁だという関係で、彼氏がいなかった私に上司が声をかけてくれて、同じように彼女がいなかった元夫を紹介してくれて、2人だけでお茶をするというシンプルお見合いでした。

LINEを交換することになって、お互いいい年だったのと、共通の趣味があったので、可もなく不可もなくと思われたのか、お付き合いを始めることになりました。

その後、海外転勤の内示が出たので予定よりも早く結婚をしました。

Q.離婚を考え始めた原因は何ですか?

同棲などすることもなく、結婚をして、いきなり2人きりで海外生活になったことで、不安がいっぱいでした。

外国での生活は確かに大変だったのですが、むしろ、元夫も私も、お互い知らない土地だったので、連帯感も生まれたことで、少しは喧嘩はしても、一緒に出掛けたりおしゃべりをしたり、普通に仲良く暮らしていたと思っています。

ただ、海外転勤が2年ほど経って、帰国をして、元夫の地元近くに異動になった途端に、元夫の古巣ということもあり、うれしくなったのか、元夫は、頻繁に地元の友人と遊び歩くようになりました。

毎日毎日遅くまで帰ってこない上に、だんだん生活費を出すことを渋るようになってきて、不審をいだくようになりました。

友達と遊び歩くことには一切文句を言っていませんでしたが、ある日3日ほど帰ってこなかったので、さすがに苦情を言ったところ、無視をされてさらにひどくなりました。

浮気を疑ったものの、興信所などに頼る考えもありませんでした。

義両親に相談をしても、友達は大切だ的なお説教を逆にされてしまい、浮気じゃなくても、一緒に夫婦としてやっていくのは無理だと思いました。

そのころ始めた仕事も軌道に乗ったので離婚を決心しました。

生活費を渡してくれない。そのくせ家事には細かく口を出してくる

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Q.離婚に至るまでの流れを教えてください。

最初に元夫に離婚をしたいと言った時にはつまらない冗談だと思ったのか、また無視をされました。

生活費をなかなか出さないので、私が仕事をはじめるようになって、私の仕事がだんだん忙しくなってくると、家事が行き届いてないことをあげつらって、細かい苦情を言われるようになりました。

そのころネットで経済DVというのを知ったので、女性のための電話相談のようなところに電話をして、何度か相談をするようになりました。

子どもがいないのと、年数が少ないのと共有財産がほとんどなかったので、離婚届にハンコを押して出す協議離婚をすすめられ、仲人をしてくれた上司にも相談をして離婚をすすめました。

Q.離婚交渉で最も苦労したことは何ですか?

まったく知らない異性同士ではなく、元の職場とはいえ上司が間に入っていたので、最初は離婚をすることをとても難色を示されました。

上司に何度も相談をしてようやく納得をしてもらったとおもったら、ハンコを押すだけで良いのに、いざとなると何を思ったのか、元夫が逃げまどってハンコを押そうとせずに、なかなか進みませんでした。

明らかに元夫の非なのに、何度も上司に頭を下げて、離婚を進めてもらったのがとてもつらかったです。

苗字も変わり、職場や取引先に離婚を伝えるのが気が重かった

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Q.離婚の中で最も大変だったことは何ですか?

意外と大変だったのが、職場への根回しでした。

離婚をすると、ほとんどの女性が名字が変わると思うのですが、やっぱりその名字で何年も仕事をしているので、急に変わるとなると仕事上印象が良くないし、取引先にまで離婚をしたことを言って回ることもおかしいし、でも元夫の姓をずっと名乗るのも嫌だし、気を使われるしと結構悩みました。

悩んだ結果、離婚が決まった時に、親しくしていた人事関連の管理職の方に相談をして、何度も面談をしていただいて、異動時期にほとんど知り合いのいない部署に異動してもらい、旧姓に戻しましたが、結構大変でした。

Q.離婚にあたって不安はありませんでした?

一番不安だったのが、離婚をして、1人でやっていけるかということでした。

女性の場合は経済的な理由で離婚ができない人が多いことが良く分かりました。

たまたま離婚を考えられるようになるほど、良い仕事に巡り合ったのと、最終的に少しだけ慰謝料をもらったので、なんとかやっています。

私の場合は、実家にはまったく頼れないので、結婚前、もしくは結婚をしているときに、貯金をしっかりするか資格を取っておけばよかったと思いました。

一人で悩まず、もっと早く人に相談すればよかった!

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Q.離婚前にしておけばよかったと思うことはありますか?

長い間1人で悩んでいて誰にも相談していなかったので、少し精神的に不安定になりました。

本当は、もっと早くから、周囲に相談をしておくべきだったと思います。

私のように仲人がいる場合には、仲人さんに気を使って、結婚式のお礼以外は何も言っていませんでしたが、本当は、夫婦の間に何かトラブルがあったらすぐに相談をするようにしておけば良かったなと思います。

そうしておけば、ささいな喧嘩ではなく、本気で離婚を考えるほどの深刻な段階になったときに、事情を一から説明しなくても、分かってもらいやすかったかなと思いました。

Q.最後に離婚してよかったと思いますか?

今考えると、元夫と喧嘩ばかりしてうまくいっていなかった時期は、自覚はまったくありませんでしたが、とても情緒が不安定で、食事を食べたり、むしろ食べ過ぎたり、1人でふらふらどこかに行ってしまったり、笑えなかったり精神的に良くなかったです。

また、自律神経がおかしくなったのかあちらこちら体調も悪かったです。

離婚をして1人暮らしになったら、だんだん落ち着いてきて、笑えるようになりましたし、表情も豊かになったと言われました。