結婚生活中、妻からの精神的暴力により、身も心もボロボロになった夫Gさん。
給料の全てを奪われ、日々の食事もままならないレベルまで肉体的にも追いやられたそうです。
最終的に離婚を決意したきっかけは、妻のいいなりにならなかった際、「旦那が家で暴れている」と警察にデタラメな通報をされたからとのこと。
そんなGさんの壮絶な離婚エピソードを紹介します。
【離婚時のプロフィール】
- 夫(Gさん):30代前半
- 元妻:30代後半
- 離婚までの結婚期間:1年以上3年未満
- 子供:3歳の娘1人
- 離婚種別:裁判離婚
- 親権:相手
- 養育費:月6万円
- 慰謝料:100万円
仕事、人格、全てを否定してくる妻。一緒にいるのが辛い

Q.元妻との出会いから結婚に至るまでの流れを教えてください。
結婚当初は、仲は良かったのですが、慣れて来ると元パートナーの要求が強くなってきました。
稼ぎはお互い同じくらいだったので、家もお互いに家賃を半分ずつ出すことを条件にいい家に住もうと向こうが提案し、車も半分ずつ支払うからいい車を買おうとのことでしたが、結局一銭もしはらうことがありませんでした。
不満がたまり、そのことを言うと何かと理由をつけて支払ってくれませんでした。
また、転職したばかりで仕事が不慣れで遅くなるとそのことに文句を言われ、職場の付き合いで飲み会で帰りが遅くなるとチェーンをかけられ家に入れてくれないこともしばしばあり、自分が怒ると何かと理由をつけ、怒られました。
そして、自分の給料も取られ、自由にお金も使えなくなり、だんだん嫌になってきました。
Q.離婚を考え始めた原因は何ですか?
食べるものにも困り、ご飯も満足に当て得てもらうこともできず、体重も10キロくらい落ちてしまいました。
仕事も忙しく、仕事で遅くなると「あんたの仕事の仕方がわるいんでしょ。所詮お役所仕事なんだから」と言われました。
仕事に対して何の理解もなかったのはすごく辛かったです。
そんな最中交通事故にあい、負傷した日も頑張って子供をお風呂に入れ、翌日は体の痛みが増して寝ていたら「あんたいつまで寝てるの、家事や育児くらいしなさいよ!」と言われ、自分の体のことは何の心配もしてくれませんでした。
「昨日、もらい事故にあって体痛いからしょうがないでしょ」と言うと「何なのあんた!自分らで事故起こして、新車も傷ついたのに、私は被害者だよ!!」と言われ、もうこの人とは一緒にいるのは無理だと思いました。
自分のことは道具としか思っていないんだなと心の底から絶望してしまいました。
この日から相手に対しての愛情は一切なくなりました。
夫が家で暴れている!早く助けて!と警察に嘘の通報をされた

Q.離婚に至るまでの流れを教えてください。
離婚は切り出していません。
ですが、離婚の経緯としては次の通りです。
私は月々の給与やボーナスは元パートナーに全て搾取され、一緒にいてもぐちぐちと嫌味を言われることに限界を感じ、ボーナスだけは死守しようと思いました、ある日キャッシュカードを取り返すことにしました。
入浴中に取り返そうと思い、相手のかばんやクローゼットを探しても見つかりませんでした。
そして、意を決して「カード返して」と言っても「やだ」と言ったので再度探すと相手は激高し「どこにもないわよ!職場に保管しているんだから」と相手は言いました。
「いいから返して」と言うと「警察に通報するよ」と言い、無視して探すと「夫が暴れている、早く来て」と警察に通報されました。
一切暴れていないのに警察官が10人くらい来て大騒ぎになりました。
それから家に帰らず「ごめん」の一言を待っても一向に来ず、カードを全て止めたり解約しました。
すると「金払え」とメールが来ました。
すごくショックでした。
それからは弁護士を立ててやりとりをし、裁判までいき、成立しました。
Q.離婚交渉で最も苦労したことは何ですか?
相手の要求が高くて話し合いにならなかったことです。
「月々15万円支払え、慰謝料は500万支払え」の一方線で一切話し合いになりませんでした。
そこで弁護士をたてることになりましたが、全くもって向こうの要求が高すぎて最終的に裁判までいってしまったことです。
また、相手は自分の都合のいいようにしか言わず、家も出て行かなく、ずっと高額の家賃をこっちが支払ったことです。
当初はちょっとの家でのつもりでしたが、車内生活が2ヶ月くらい続いてしまい、その状況で仕事をし交渉するのが大変でした。
家もお金も全て妻に奪われた。妻と離婚して対人恐怖症に・・

Q.離婚にあたって不安はありませんでした?
お金と車内生活で仕事や生活を続けていくことが不安でした。
家出をし、自分のお金を搾取されていたのを取り戻そうと思っていて、返してくれなくて警察に一方的に通報されたので「ごめん」の謝れるのを最後に期待していたのですが、全然そんなことがなく、こんなに家がない生活が続くのは思っていませんでした。
お金もなく、家も給与が出るまで借りられませんでした。
そんな中で多忙な仕事と交渉を続けることが不安でしかたがなかったです。
Q.離婚の中で最も大変だったことは何ですか?
当面の生活費が大変でした。
貯金がほとんどなく、月々の養育費や慰謝料の支払いが大変でした。
また、精神的にもおかしくなり、通院しながら多忙の仕事を続けるのがたいへんでした。
仕事をする気力がない中、生活をするためには仕事をすることができず、買いたい物も買えなかったのがきつかったです。
また、なかなかねれなくなってしまい、そんな中で、ほとんど寝ないで仕事にいくこともありました。
仕事中もぼっーとしてしまい全然仕事にならず、職場でおこられたりすることも多くなりました。
何よりも人との付き合いが苦手になり苦痛になってしまいました。
離婚をしてモラ妻から解放された!精神的にラクな生活が送れるように

Q.離婚前にしておけばよかったと思うことはありますか?
もっと早くから弁護士に相談していればよかったなと思います。
最悪な事態を想定して事前によく動いていればよかったなとも思います。
あとはこっそりと離婚するための資金を貯めていればよかったなとも思います。
交通事故による慰謝料があったので、慰謝料とかを支払ってもなんとかぎりぎりでどうにかなりましたが、なかったらと思うとゾッとしてしまいます。
結局相手のモラハラのことは証拠がなくダメでした。
もっと知識があればよかったなと思いました。
離婚を有利に進めるには専門の人のアドバイスがひつようで、それをおこなっていればよかったです。
Q.最後に離婚してよかったと思いますか?
叱責やぐちぐちと嫌味を言われることがなく、精神的に安定することができるようになり、ストレスがなくなりました。
もっと早く離婚の準備をしていればよかったです。
今では眠ることもでき、仕事もしっかりとできるようになりました。
体重も元に戻りました。
今では健康的な生活を送れるようになりました。
貯金がなくなり、月々の養育費はかかってしまいますが、元パートナーのモラハラから解放されたのが本当によかったと思います。
もうあの頃にはもどりたくないです。