猫好きがきっかけで夫と出会い、そのまま結婚したという妻のMさん。
そんな夫が職場のアルバイトの女の子と不倫をしました。しかもその相手は未成年。
結婚前から、浮気をしたら離婚と夫に伝えていたMさんは、宣言通り離婚をすることにしました。
そんな妻Mさんの離婚エピソードを紹介します。
【離婚時のプロフィール】
- 妻(Mさん):20代後半
- 元夫:30代後半
- 離婚までの結婚期間:3年以上5年未満
- 子供:なし
- 離婚種別:協議離婚
- 慰謝料:192万円(月払い)
女性の押しに弱い夫。それでも最後の一線は越えないと信じていた・・
Q.元夫との出会いから結婚に至るまでの流れを教えてください。
職場恋愛から結婚しました。私のアルバイト先に転勤してきたのが元旦那です。
初めは「猫好き」という共通点があり、私ではなく同じ職場で働いていた母が元旦那と仲良くなりました。
2〜3ヶ月後に元旦那が2〜3日の出張時があり、家を開けてる間飼い猫のお世話を頼めないかと母に相談がありました。
携帯に疎い母の代わりに連絡先を交換し、一緒にお世話に行ったのがきっかけで頻繁に連絡をとるようになり付き合うことになりました。
元々結婚を考えていたわけではありませんが、別の店舗への転勤が決まり、恋人として一緒に引越しや生活となると世間体などもあったため、そのタイミングで結婚することになりました。
Q.離婚を考え始めた原因は何ですか?
女癖が悪かったわけではないのですが、押しに弱く「断る」ことが苦手だったため、女性からの連絡先交換や誘いに乗ってしまいがちでした。
肉体関係があったわけではないですが、隠れてこそこそと連絡を取ったり、出かけていることが私は心配でした。
嫉妬深く、心配性のため、最初は携帯のチェックや、必要以上な連絡、行動は控えるようにと約束をしていました。
約束をしてからも誘われてしまうとすぐに連絡や食事などに行ってしまうため、お小遣いを減らしたり、どこで何をしているか報告してもらうようにしました。
それでも一向に治らないため、「浮気は病気みたいなものなのか」と、考えつつも変わらないのであれば別れるしかないかなと思うようになりました。
仕事の関係で生活時間が全く合わず、休みの日も睡眠時間のズレなどで、ほとんど一緒の時間を過ごすことが減っていました。
ある日何か様子がおかしい、と思いしばらくしていなかった携帯チェックをしたところ、ついに職場の女性と肉体関係を持ち、不倫をしていることがわかりました。
連絡や外食をすることはまだ許せましたが、流石に肉体関係を持っているとわかった瞬間に、自分の中の元旦那への気持ちが覚めていくのがわかりすぐに離婚を決めました。
旦那の不倫相手は、職場のアルバイトの子。なんと未成年だった。
Q.離婚に至るまでの流れを教えてください。
すぐに証拠を自分の携帯に残し、元旦那に「離婚するしかないね、浮気したら離婚って結婚前に言ったよね」とだけ伝え、仕事に行きました。
もちろん元旦那からは反省したかのような「ごめんなさい、もうしません。」「大事なのは私だけだから」「最後にチャンスをください」としつこく連絡がきていました。
ですが、今までも連絡や外食など約束してきたことを何度も破られていたため、これを許しても同じことの繰り返しだろうと思い、「離婚しかありえない」「やり直すために頑張るなら、離婚してからでも遅くない」と頑なに拒否し離婚をつた続けました。
私の性格からすると、一回宣言したことは曲げないため、「何を言っても変わらない」と最後には察して、渋々離婚を承諾していました。
Q.離婚交渉で最も苦労したことは何ですか?
元旦那が不倫相手と連絡を取れせてくれなかったことです。
不倫相手は元旦那の職場のアルバイトの子ですが、未成年だったため、まずは元旦那が相手の親と話をするから、と全く連絡先や情報をくれなかったのです。
もちろん、相手から慰謝料の請求ができないことはわかっていましたが、私は何よりも相手が何を思っているのか、今後どうするのか、とにかく話をさせてほしかったです。
「いつ連絡するのか」「いつ返事がくるのか」と聞いても、「連絡がくるまでわからない」「連絡がきたら教えてるから」と全く状況がわからないのがストレスでした。
Q.離婚の中で最も大変だったことは何ですか?
離婚は元旦那がすべて悪いので、離婚に関しては問題なく自分の意見で進めることができましたが、その後の名義変更が一番大変でした。
銀行、保険、緊急連絡先、会社への申請などすべて自分で確認し、行わなければ行けなかったため、休みのたびに役所や警察署など必要なところへの外出や連絡にかなり時間がかかりました。
また、離婚をしたことを親戚や友人に報告することは精神的に大変というか、かなりストレスでした。
やはり離婚理由を知りたがる人が多かったので、詳しく何度も理由の説明、話をすることで傷をえぐられるような感覚が自分の中にあり、平気で離婚の話をできるまでかなり時間がかかりました。
離婚のために貯金したわけじゃないけど、貯金していてよかった
Q.離婚にあたって不安はありませんでした?
一番不安だったのは、ひとり暮らしです。
結婚前は実家暮らしで、その後同棲し、結婚したため、人生で一度もひとり暮らしをしたことがありませんでした。
結婚後、地元を出て働いていたため、仕事の関係もあり地元に帰ることも難しい状況でした。
もちろん主婦をしていたため、家事などの不安はありませんでした。
それ以外の契約や金銭的な部分は今まで母や元旦那に任せきりだったため、費用はいくらくらいかかるのか、どこから手続きをすればいいのかなどが不安でした。
Q.離婚前にしておいてよかったと思うことはありますか?
特別「離婚のため」と言うわけではないですが貯金があってよかったと思いました。
やはり生活していく上でいろんなものにお金がかかるし、引越しで色々買い揃える必要もありました。
親戚などが心配し、仕送りもしてくれましたが、一人で考え管理し、使っていく必要があるので、貯金をしていてよかったと思いました。
ただ、子供を作る予定がなかったのと、今までは元旦那が多く支払いをしてくれていたこともあり、あまり貯金が多い方ではなかったのでもう少し貯めておけばよかったと感じました。
生活する分には困りませんが、緊急時を考えるともっと余裕を持てればと思いました。
Q.最後に離婚してよかったと思いますか?
元旦那とは趣味や性格があっていたため、離婚を考えたことは正直なかったのですが、今となれば趣味や性格の会う人は元旦那以外にもいます。
最初は長くいたし、これからひとりになるのか・・と少し悩む部分も正直ありました。
親戚付き合いや世間体なども考えることもありましたが、裏切られ、疑心暗鬼になってストレスを抱えて生活するよりは、一人で好きなことをしたり、また趣味や性格の会う人と縁があれば、と思えるようになりました。