前澤社長がひとり親家庭向けの会社を起業!養育費請求の負担をゼロへ

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新型コロナウイルスの影響を受けて、ひとり親家庭を対象に1人10万円のクラウドファンディングで支援を行った、ZOZO(現・スタートトゥデイ)創業者の前澤友作氏

2020年6月から新たに、ひとり親家庭を対象にした養育費の受け取りを円滑にしたサービス会社を企業しました。

この「小さな一歩」ではどのようなサービスが受けられるのでしょうか?

養育費の未払い問題が深刻

養育費 離婚

お子さんのためにも養育費の確保は絶対にしたいところですが、離婚後に養育費を支払われなくなって困っている方や、これから離婚で本当に支払ってもらえるのか、しっかり回収できるのか心配な方は少なくないと思います。

実際、養育費の未払いは社会問題にまで発展しています。

厚生労働省の平成28年の調査によると、養育費の取り決めをせずに離婚した夫婦ばかりでなく、取り決めをしていても支払いが続かないケースもあり、およそ8割ものひとり親家庭が養育費を支払われていないそうです。

このように養育費を踏み倒したり、口座を隠したりして逃げ得となってしまっているのが現状です。

養育費についてきちんと話し合いができる状況であればいいのですが、そうでない場合はかなりの労力を親権者に委ねられています。

前澤氏が、ひとり親への支援第1弾の際にとったひとり親家庭の方約45万人によるアンケート調査結果によると、養育費の受給率が25%だったそうです。

彼は、受け取れていない方が75%もいる という結果を受けて、「養育費あんしん受取りサービス」を開始させました。

前澤社長の新会社「小さな一歩」によるサービスの特徴3つ

特徴 養育費

養育費あんしん受取りサービスを行う「株式会社 小さな一歩」は、皆さまのこれから始まる小さな一歩をサポートするために、前澤友作氏が新しく立ち上げた新会社です。

こちらのサービスでは、養育費にまつわる負担を少しでもやわらげようとした保証サービスとなります。保証料を受け取ることによって、利益を出す会社となります。

具体的には以下の通りです。

  • 養育費を受け取れていない方

→書面や取り決めのあるなしに関係なく、安心して養育費を受け取れる

  • 養育費を受け取れているが支払いが安定しない方

→支払いの遅れが発生しないよう、会社が決められた日に必ずサービス申込者に養育費を振り込み

  • 養育費を受け取れているが額が少ない方

→額が少ない場合は、会社の協力弁護士が元パートナーに公証し、受け取るべき適正な金額の養育費を受け取れる

このサービスで、適当な養育費がきちんと決まった日に受け取ることができますね。

①「スマホひとつで」養育費に関する負担をすべてゼロへ

こちらのサービスでは、本来は重い問題であるはずの養育費の問題を「スマホ一つ」で解決するという、あえてライトなコンセプトにしています。

法律は本当はシンプルなことも複雑なものにしてしまいがちです。そのせいで多くの方が権利をきちんと使えないでいます。それを、みなさんに最も身近なデバイスである「スマホ」という視点から再構成することで、権利行使のハードルをなくすことを目指したサービスとなります。

養育費のお支払いが実際にスタートするまで、相談料や書面作成費用、弁護士費用などはかかりません。また、元パートナーに連絡を取っていただく必要も無し。

すべて小さな一歩の協力弁護士やカウンセラーが代行することになります。

②かかる費用は手数料のみ

本サービスのご利用を開始するにあたって、持ち出しの費用は一切かかりません。初期費用0円でサービスの利用を開始できます。

養育費の支払いは月額に加えて、こちらのサービスでは、「一括払い」として1年分の養育費をまとめて受け取ることができます。翌年以降分については、再度適切なタイミングで支払いプランのご意向を伺いますので、再度一括払いをご希望の場合は、またその際にご指定ください。

ただし、養育費を元パートナーに代わって利用者に継続的に支払うことを保証する対価として、一定の手数料を頂いております。毎月払いの場合は月額養育費の15%、一括払いの場合は年額養育費の25%となります。それぞれの手数料は、養育費を受け取るときに、その中から相殺する形に。

毎月払い 一括払い
月額養育費の15% 年額養育費の25%

養育費の金額については、世帯年収、子どもの人数・年齢、養育費を支払う側の年収によって異なります。

例えば、年収が150万円未満で、小学生のお子さんが1人いて、養育費を支払う側の年収が300~400万円の場合は、養育費の月額の相場は2~4万円(年額24~48万円)とされます。

こちらのサービスを利用する場合は、毎月払いが15%手数料として引かれるので、例の養育費の額から3000~6000円、一括払いの手数料は25%なので6万円~12万円が引かれることになりますね。

前述したように子どもの人数や年収によって養育費の相場は異なるので、目安として参考にしてください。

③ひとり親100人を雇用

前澤友作氏は、自身のTwitterでひとり親のスタッフ募集を呼びかけました。

【小さな一歩】ひとり親スタッフ100名募集!!

ひとり親の皆さま、僕たちと一緒に働きませんか?

ひとり親が笑顔で働ける会社こそ、ひとり親を心から笑顔にできると思っています。養育費だけでなく、ひとり親の就業機会を増やすことも私たちのミッションです!

「株式会社 小さな一歩」で、ひとり親100人を正社員、アルバイトとして採用すると発表しました。

オープニングスタッフとして採用予定の100人の業務内容は、電話やメールでの申し込み、問い合わせへの対応などをメインとした、カスタマーサポートに関する業務全般となります。

正社員 アルバイト
業務内容 カスタマーサポートに関する業務全般
給料 月25万円〜 時給1,500円〜
勤務時間 原則8:00~20:00内のシフト制(勤務時間:8時間 休憩時間:1時間)時間外労働あり 1日3時間以上、週3日以上
休日・休暇 原則シフト制・役割により土日祝日

年次有給休暇(初年度10日、勤続年数に応じて最大20日)夏季休暇3日、年末年始休暇

シフト制年次有給休暇(労働基準法に準ずる)
社会保険
  • 健康保険
  • 厚生年金保険
  • 雇用保険
  • 労災保険
  • 労災保険
  • 雇用保険(週20時間以上勤務)
  • 健康保険・厚生年金保険(週30時間以上勤務)

正社員は給与が月25万円で、勤務は午前8時から午後8時までのシフト制で勤務時間は8時間、休憩は1時間で年次有給休暇、夏季、年末年始の休暇も。

アルバイトは、1日3時間以上、週3日以上勤務できることが条件。時給は1500円からで、年次有給休暇も。

どちらも勤務地は東京都になるので、地方のひとり親の方からは支店や在宅勤務を望む声も! 養育費へのサービスに加えて、ひとり親の就労機会がますます増えていくといいですよね。

元パートナーの同意は不要!手続きの流れ

チェック 離婚

月々の養育費を元パートナーに代わって、利用者に支払う養育費あんしん受取りサービス。

お子さんが成人になるまでの間、滞りなく毎月養育費を支払いがあるのは安心ですよね。こちらのサービスをご利用頂くことで、決まった額の養育費を、毎月決まった日に、安心して受け取ることができるようになります。

養育費あんしん受取りサービスを利用したい場合は、株式会社 小さな一歩のサイトから申込みをします。

申込みの際は、離婚した年月日や、お子さんの年齢、自身や相手の年収、DVや不貞行為の有無など、養育費を算定するため質問に答えていきます。

質問や情報の入力後は、こちらのいずれかによって手続きは、異なります。

  • 離婚時の書面があるとき
  • 離婚時に書面を作成しなかったとき

なお、離婚時の取り決めの際に書面が無かったとしても養育費あんしん受取りサービスは利用できるので安心してください。書面がなかったときは、会社が一からの作成を担ってくれることになります。

書面があるときとないときの養育費あんしん受取りサービスの手続きの仕方を順に説明していきます。

書面がある場合

離婚時の取り決めの際に書面を作成した場合の手続きの流れは、こちらの通りになります。

  1. 養育費あんしん受取りサービスへの申し込み
  2. 公正証書などの書面をスマホで撮影し、送信
  3. 「株式会社 小さな一歩」から届いた確認書にサインし、返送
  4. 返送して申込みの完了時に3~7日程度で最初の支払いがスタート

必要なものは、公正証書などの書面とスマホ、確認書のサインする際に印鑑など、いたってシンプルな手続きとなっています。また、養育費あんしん受取りサービスで必要となる書面とは具体的には以下のいずれかになります。

書面の種類 手段 作成場所
公正証書 協議 公証役場
判決正本 訴訟 裁判所
審判書 審判 家庭裁判所
調停調書 調停 家庭裁判所
和解調書 和解 裁判所
その他の書面 裁判所や公証役場で作成されたものではなく、単に、当事者の間でした約束を書面にしたもの

これ以外の口頭での取決めや、LINE上でのやり取りなどは、こちらのサービスでいう「書面」には含まれないので、話し合いで離婚する協議離婚の際は、公正証書を作ることが大切ですね。

書面がない場合

前述したような公正証書などの書面が無い場合でも、養育費あんしん受取サービスの利用は可能です。

離婚時の取り決めを話し合っていない、または口頭やLINEなどでは取り決めて公的な書面に残さななかった方が、養育費あんしん受取サービスを利用する際は以下の流れになります。

  1. 養育費あんしん受取りサービスへの申し込み
  2. 「株式会社 小さな一歩」から届いた確認書にサインし、返送
  3. 会社の弁護士が元パートナーに連絡(電話or郵送)
  4. 元パートナーの就労状況や収入で「養育費お支払いプラン」を元パートナーに提案
  5. 利用者と元パートナー、双方の合意が得られたら公正証書を無償で作成
  6. 公正証書作成後、養育費の支払いが開始

利用者に代わって、元パートナーとの連絡を全て請け負ってくれるのは嬉しいですよね。書面がない場合の手続きは、申込みから養育費が支払われるまで平均して約1か月程度かかるそうです。

もし元パートナーへの提案が無視されたとしても、協力弁護士が必要に応じて面会をする場合もあります。相手の現在の状況や年収などを参考に、弁護士のアドバイスのもと、現実的な養育費支払いプランを立てることになります。

そもそも養育費とは、子どもの権利であり、親の義務です。2020年4月の法改正により養育費の支払いへの強制力も増しました。しかし、裁判所への申立てには時間も労力もかかりますよね。

養育費あんしん受取りサービスでは、元パートナーに連絡をとったり、支払いを催促する必要は一切ありません。しかもスマホ一つでお申し込みが完了。問い合わせから相談することもできるので、まずは気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

広がるひとり親家庭への支援

友人 涙 慰め

いかがでしたか?前澤友作氏は、第一弾のひとり親基金に続いて、そもそものひとり親家庭の貧困の原因の一つである「養育費」に着目してひとり親のためサービスを始め、そこでさらにひとり親の方たちの就職口までも。

また、前澤氏の他にもサッカー日本代表の長友佑都選手も「#ひとり親をみんなで支えよう」をテーマに、ひとり親世帯を支援するクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げ、目標金額5千万に到達しました。

こちらの支援金を通して以下4つのひとり親支援を行うそうです。

  1. 食糧支援
  2. ひとり親家庭に必要な保育を無料で提供
  3. 相談窓口を設置して、丁寧な相談対応
  4. その他、刻々と変わるニーズに対して、ひとり親支援を行う団体を連携して必要な支援を提供

国内の親子領域の課題解決実績をもつ認定NPO法人フローレンスが運営となり、ひとり親家庭に直接支援を、さらにはひとり親家庭の全国ネットワーク、全国の団体を通じて支援を迅速に4月下旬からもう既に届け始めています。

紹介したようなサービスや、支援の他にも、ひとり親家庭のために無料でお弁当を届けるプロジェクトや、飲食店独自にひとり親対象のサービスを始めているところが増えてきています。

このような支援を受けて、ひとり親家庭への理解がもっと広がること、さらには国や自治体が既存の制度をより利用しやすくなることを願います。